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所属:大学教育実践センター?国際交流センター 職位:准教授 学位:博士(教育学)
研究室:県立広島大学広島キャンパス
E-mail:yukonakaishi@(@の後にを付けて送信ください)
研究内容:https://researchmap.jp/YukoNakaishi
外国人対象の日本語クラスでの思いがけない問いや困りごとから着想を得た研究をしています。現在は、日本人(日本語母語話者)が答えられない日本語のしくみを明らかにする研究、日本社会における外国人(日本語非母語話者)の生活の質を向上する研究を二つの柱として研究を行っています。
日本語の文法習得、日本語の語彙習得、オノマトペ、日本語の動詞、子どもの日本語教育、やさしい日本語
(1)小学生の語彙力を測る調査ツール
心理学、教育学、言語学の研究チームによって、小学校低学年の児童の語彙力と学力の関係を明らかにする調査を実施してきました。この調査ツールを用いれば、外国につながる児童の語彙力を測ることもできます。今後は広島県外でも調査を広く実施し、語彙力と学力の関係を明らかにした上で、将来は結果や調査ツールを公開する予定です。
(2)「やさしい日本語」の社会への普及
日本語教師としての経験を活かし、外国人との日本語でのコミュニケーションで用いられる「やさしい日本語」の普及も目指しています。外国人が日本語教室で初期に学習する日本語の語彙や表現を選択して用いることで、日本語による情報伝達が可能になり、外国人の生活の質を向上させることができます。
(3)日本語のしくみを知る
外国人を対象にした日本語クラスでは思いもよらない質問をされます。例えば、「『おはようございます』は何時まで言っていいのか?」、「『日本』をニッポンと読むのと、ニホンと読むのはどちらが正しいのか?」という質問です。これらの現場での問いから始まった、日本人(日本語母語話者)が答えられない日本語のしくみについて解明する研究を行っています。
(1)小学生の語彙力を測る調査ツール
日本語教育学、認知心理学、教科教育学の分野からなる研究チームによって、小学校低学年の児童の語彙力と学力の関係を明らかにする調査を実施してきました。この調査ツールを用いれば、外国につながる児童の語彙力を測ることもできます。2021年度までに広島県教育委員会、および広島県、兵庫県などの小学校、中学校、NPOなどと連携して調査を実施して結果をまとめてきました。今後は広島県以外でも調査を広く実施し、語彙力と学力の関係を明らかにした上で、将来は結果や調査ツールを公開する予定です。
(2)「やさしい日本語」の社会への普及
日本語教師としての経験を活かし、外国人との日本語でのコミュニケーションで用いられる「やさしい日本語」の普及も目指しています。
日本社会で生活するには日本語学習を行うという外国人側の歩み寄りだけではなく、日本人側も外国人が日本語教室で初期に学習する日本語の語彙や表現を選択して用いることで、日本語による情報伝達が可能になり、外国人も社会を構成する一員として、社会の様々な取り組みに平等に参加することができるようになります。
(3)日本語の仕組みを知ってもらう機会づくり
外国人を対象にした日本語クラスでは、思いもつかない質問をされ、その答えを日本人自身が説明できていないことに驚くことがあります。例えば、「『おはようございます』は何時まで言っていいのか?」、「『日本』をニッポンと読むのと、ニホンと読むのはどちらが正しいのか?」、「『なるほどです』という表現を先生に対して使っては失礼になるのはなぜか?」、「『先生くらいには研究ができるようになりたい。』とほめたのに、怒られたのはどうしてか?」というような質問に、私も日本語クラスで毎回のように出会います。日本語教育の現場で驚き、深く考えさせられた、日本語のしくみについて、市民に対して分かりやすく説明し、ふだん当たり前のように使っている日本語を知るきっかけとして、沙巴体育在线_世界十大博彩公司_中国体彩网官方推荐、書籍の執筆などを行っていきたいと考えています。
日本語教育能力試験合格、中学校教諭専修免許状(国語)取得、高等学校教諭専修免許状(国語)取得、ACTFL-OPIテスター(2021年度現在休止)
文法習得、語彙習得、オノマトペ、動詞、子どもの日本語教育、やさしい日本語
?専門資格のACTFL-OPIとは、The American Council on the Teaching of Foreign Languages(全米外国語教育協会)のOral Proficiency Interview(口頭運用能力インタビューテスト)のテスターの資格である。
?研究に関する個人サイト
https://yuko-nakaishi.net/index.php
?研究の紹介写真
『外国につながる児童のためのやさしい日本語辞典』、『外国につながる児童ことばのつまずき事例集』