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2024年12月7日(土曜日)県立広島大学広島キャンパスにて「第3回広島県学生地域連携活動発表会」が盛大に開催されました。本発表会には、広島県内外の大学?短期大学?高等専門学校及び一般参加者など、総勢221名(会場参加者166名、オンライン参加者55名)が参加し、地域と連携した取り組みの成果を共有しました。
本発表会の趣旨は、地域が抱える課題に対して、地域住民や行政、企業といった多様なステークホルダーと学生が連携し、新しい視点や柔軟な発想で課題解決に取り組むことで、地域社会の持続可能な発展を目指すものです。本発表会はその取り組みを支える重要な場として、地域の未来を担う人材育成にもつながっています。
冒頭では、主催者を代表して県立広島大学の森永力学長が挨拶を述べ、続いて広島県議会の中本隆志議長の祝辞を山木茂県議会議員が代読しました。また、本学と教育研究活動および地域貢献活動の連携協力を締結した宮城大学から佐々木啓一学長が来賓として参加されました。この協力関係は、本発表会の特別参加校としての大学連携の意義をさらに高めるものとなりました。
森永学長 山木議員
発表会では、叡啓大学、近畿大学工学部(広島キャンパス)、呉工業高等専門学校、県立広島大学、山陽女子短期大学、比治山大学?比治山大学短期大学部、広島市立大学、広島経済大学、広島工業大学、宮城大学、広島国際大学、広島修道大学、広島女学院大学、広島大学、広島都市学園大学、広島文化学園大学?広島文化学園短期大学、広島文教大学、福山市立大学、福山大学、安田女子大学?安田女子短期大学の20校が、地域課題への取り組みを発表しました。
県立広島大学発表 叡啓大学発表
各発表では、地域の現場における具体的な取り組み事例や、その成果と課題が共有されました。発表後の質疑応答では、会場およびオンライン参加者から多くの質問が寄せられ、活発な意見交換が繰り広げられました。具体的には、発表者が取り組んだ課題解決の方法や、実際の活動中に直面した困難、さらにその克服方法についての質問が多く寄せられました。一部の質疑では、参加者が自身の経験を交えてコメントする場面もあり、双方向の学びが深まる充実した時間となりました。質疑応答を通じて、学生たちの地域活動に対する意欲や情熱がより強く伝わるとともに、参加者全体で地域社会の課題について共通理解を深める貴重な機会となりました。
講評では、ひろしまジン大学の平尾順平代表理事が、「それぞれ学生の発表が地域の持続可能な発展に向けた大きな貢献を果たしている」として、各発表に丁寧にコメントをいただきました。また、広島県知事も会場に訪れ、「学生たちの発表は、多くの先輩たちの地域の未来を担う姿と重なり、地域全体に新たな希望を感じさせるもの」と励ましの言葉をいただきました。
平尾氏による講評 知事によるメッセージ
発表終了後、ポスターセッションが開催され、発表学生が直接参加者と意見を交わす場が設けられました。参加者からは、取り組みへの具体的なフィードバックや新たなアイデアが寄せられるなど、発表内容をさらに発展させる契機となりました。また、協賛企業によるブース展示も行われ、地域課題解決に向けた企業との連携の可能性が広がる場ともなりました。
ポスターセッションの様子
企業ブースの様子
最後になりましたが、協賛、協力、後援をいただいた団体?企業の皆さまに心より感謝申し上げます。
協賛:株式会社マエダハウジング、一般財団法人広島県環境保健協会、株式会社総合センター クレイトンベイホテル、株式会社サンネット、株式会社NTTデータ中国、株式会社フレスタホールディングス、株式会社ジェイ?エム?エス
協力:オタフクホールディングス株式会社
後援:広島県、広島県議会、中国新聞社、広島テレビ
県立広島大学地域連携センター
電話 082-251-9534(9時00分~17時00分)
E-mail : renkei@pu-hiroshima.ac.jp