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広島交響楽団員による特別講義が開講されました
広島交響楽団の首席チェリストであるマーティン?スタンツェライトさんによる特別講義が,平成25年11月28日(木曜日)に広島キャンパスで行われました。これは,平成25年8月1日より加入した「広島交響楽団キャンパスメンバーズ制度」の特典の1つで,年に一度広島交響楽団の方にお話しいただき,学生にクラシック音楽に触れる機会を持ってもらうためのものです。
講義では,スタンツェライトさんが広島交響楽団に入るまでのお話や,広島交響楽団での活動内容,スタンツェライトさんの出身であるドイツから見た,日本との文化の違いや広島のイメージ等について,お話しくださいました。音楽一家に生まれたスタンツェライトさんがチェロを演奏することになった経緯,広島交響楽団での活動の中で感じている思いや,海外での演奏旅行の様子などを,ユーモアを交えながら講義していただきました。後半にお話しいただいた「ドイツ人から見た広島のイメージ」について,ドイツでは原爆のイメージが根強く残っているということを聞きました。しかし,スタンツェライトさんは,過去の原爆の記憶だけではなく,復興を遂げた今の広島に目を向けてほしいとの思いを持っておられ,ドイツ語で広島についての本を執筆するなど精力的に活動されており,広島への強い思いが感じられました。講義の合間にはチェロを演奏していただき,生の音楽に触れる良い機会となりました。
当日は,多くの学生?教職員が講義を受講しました。ふだんはクラシック音楽に触れる機会はなかなかありませんが,こうして楽団の方のお話を聞いたり,生演奏を聴くことで,より音楽に興味を持つことができたのではないかと思います。今後も,地域連携センターでは文化?芸術に触れる機会を設けていきたいと考えています。
お知らせ:県立広島大学では,県内の多くの文化施設のキャンパスメンバーズ制度に加入しています。本学の学生?教職員は学生証?職員証を提示することで,特典を受けることができます。対象施設や特典などの詳細は以下のホームページをご覧ください。
http://www.pu-hiroshima.ac.jp/soshiki/renkei/post-18.html
講義の様子 チェロ演奏の様子